SALON BOARD / CUSTOMER RETENTION / 2026
「新規のお客様は来てくれるけれど、2回目の予約につながらない」「前回来店してからずっと来ていないお客様に、どう案内すればいいか分からない」。そんな悩みはありませんか。
新しいお客様を集めるために、ホットペッパービューティーの掲載内容を見直したり、Instagramを更新したり。毎日頑張っているからこそ、せっかく来てくださった方が再来店しないと、何を変えればいいのか迷いますよね。
そこで確認したいのが、サロンボード(SALON BOARD)に記録された来店履歴や来店周期です。サロンボードは予約を管理するだけでなく、お客様の来店状況を確認し、メッセージ配信に活用できる仕組みがあります。
サロンボードで前回来店日・来店回数・利用メニュー・次回予約の有無を確認し、お客様の来店周期に合わせた案内を考えましょう。
すべての人に一斉に割引を送るのではなく、初回来店後のお客様、再来店の時期が近いお客様、しばらく来店していないお客様を分けることが改善の出発点です。
ただし、メッセージを送れば必ず再来店するわけではありません。配信できる条件とお客様の希望を尊重し、実際の予約・来店結果を確認してください。
サロンボードの基本機能や料金・利用条件を知りたい場合は、サロンボードとは?無料で使える?料金・機能・使い方を解説で全体像を整理しています。この記事では、その中でも再来店につながる顧客管理と配信の運用に集中します。
サロンボードで再来店を増やす前に、まず3つの数字を確認しましょう
最初に確認したいのは、予約数だけではありません。新規のお客様が2回目に来ているのか、継続利用のお客様がいつもより来店しなくなっているのかを分けて見ることが大切です。
SALON BOARD公式サイトでは、顧客情報や予約履歴の管理に加えて、リピート状況、来店サイクル、優良顧客の分析ができると案内されています。
| 指標 | 分かること | 確認時の注意点 |
|---|---|---|
| 新規顧客の2回目来店 | 初回来店後にもう一度選んでもらえたか | 対象者が再来店できる期間を十分に取る |
| 前回来店からの日数 | いつもの来店周期から外れ始めているか | 施術内容や個人差で適切な間隔は異なる |
| 次回予約の有無 | すでに来店予定があるかどうか | 予約済みのお客様へ不要な再予約案内を送らない |
例えば「30日以内に再来店していない」という条件を全メニューに当てはめると、本来は2〜3か月おきに利用する施術まで失客と扱ってしまう可能性があります。
来店周期は、メニュー別・顧客別に実際の利用状況を見ながら設定しましょう。
サロンボードの来店周期を使い、顧客を4グループに分ける
再来店施策で最初に取り組みたいのは、全員に同じ案内を送らないことです。
お客様の来店状況が違えば、必要な情報も変わります。ここでは店舗が無理なく判断するために、4つのグループへ分ける方法を紹介します。
| グループ | 状態 | 案内の方向性 |
|---|---|---|
| A 初回来店後 | 初回来店は済んだが、次回予約は未定 | お礼・施術後のケア・次回相談先 |
| B 通常の来店周期内 | 普段の利用間隔に収まっている | 必要以上に案内せず、次回の情報を確認できる状態に |
| C 再来店時期を過ぎた | 普段の来店間隔を超え、次回予約がない | 相手の悩みに合う情報と予約方法を案内 |
| D 長期間来店がない | 利用間隔が大きく空いている | 配信可能な条件を確認し、過度な催促を避ける |
この分類はGPJがこの記事のために整理した管理方法です。SALON BOARDに上記のA〜Dというボタンや区分が標準搭載されている、という意味ではありません。
来店周期は「店舗全体の平均」だけで決めない
カット、カラー、ネイル、まつげ、リラクゼーションでは利用する理由も間隔も違います。さらに同じ施術でも、お客様によって来店ペースが異なります。
まずは主要メニューごとの来店周期を確認し、次回予約がすでにある方を除いて、必要な案内の対象者を検討しましょう。
しばらく来店されていない理由は、引っ越し、生活の変化、予算、体調、他店舗の利用などさまざまです。「来ていない=不満がある」「割引すれば戻る」と決めつけず、お客様が必要なときに相談できる案内を優先しましょう。
サロンボードのメッセージ配信はどう使う?一斉・個別・自動配信の違い
SALON BOARD公式の機能一覧では、対象を指定した個別配信、条件を指定した一斉配信、タイミングや条件を設定した自動配信が案内されています。
| 配信方法 | 向いている内容 | 事前に確認したいこと |
|---|---|---|
| 個別配信 | 施術内容に関連する案内、個別のフォロー | 本人の希望や配信可能な連絡先 |
| 条件付き一斉配信 | 対象となる顧客グループへの案内 | 条件、除外対象、配信件数、内容 |
| 自動配信 | 予約前や来店後など、時期に合わせた定型案内 | 配信タイミング、停止条件、内容の更新 |
ステップ1|誰に送るかを決める
まず来店履歴、利用メニュー、来店周期、次回予約の有無を確認し、今回の案内を必要とする方に対象を絞ります。
例えば、初回来店のお礼なら初回来店後の方、次回メニューの案内なら施術内容に関係のある方が候補です。
ステップ2|送信する目的を一つにする
「次回の来店時期を知らせる」「施術後の注意を案内する」「予約ページを確認してもらう」など、目的を一つに絞りましょう。
商品宣伝、口コミの依頼、割引案内を一度に詰め込むと、お客様に何をしてほしいのか伝わりにくくなります。
ステップ3|配信条件・停止条件を確認する
自動配信を使う場合は、タイミングだけでなく、すでに次回予約が入った場合や配信を希望しない場合の扱いを確認しましょう。
実際に設定できる項目は契約や管理画面の仕様によって異なる場合があるため、公式ヘルプに沿って設定してください。
ステップ4|予約ページまでの導線を確認する
案内文に予約先を載せる場合は、スマートフォンから正しく開くか確認します。
希望するメニューが選べない、リンク先が違う店舗になっている、空き枠が表示されないなどの状態では、案内を送っても予約につながりにくくなります。
予約枠の表示に困っている場合は、サロンボードの空き枠が表示されない原因と9つの確認方法をご確認ください。
再来店につながるメッセージの書き方|3つの文例
来店促進の文章は、相手が「また行かなければ」と負担を感じる内容より、必要な情報を分かりやすく届けることを意識しましょう。
先日はご来店いただき、ありがとうございました。
その後、お手入れで気になることなどはございませんか?
今回の施術についてご不明な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。
またお会いできるのを楽しみにしております。
こんにちは。いつもご利用いただき、ありがとうございます。
前回お受けいただいたメニューについて、次回のお手入れを考える際の目安をご案内します。
状態やご希望によって適した時期は異なりますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。
ご予約をご希望の場合は、こちらから空き状況をご確認いただけます。
お久しぶりです。以前はご来店いただき、ありがとうございました。
最近の施術メニューやご利用方法についてご案内いたします。
またお手入れをご検討される際に、少しでもお役に立てればうれしいです。
ご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
これらは説明用の文例です。実際の配信では店舗名、メニュー、条件、予約URLを正確に記載してください。送信可能な連絡先・配信同意・停止方法など、適用される法令やサービスの利用条件を確認してください。
Googleマップなどでは、レビュー投稿と引き換えに割引や特典を提供することは認められていません。口コミを依頼するときは各サービスのポリシーを確認し、肯定的な評価を条件とした特典などは避けましょう。
【GPJ独自の一次情報】再来店の改善箇所を見極める「4段階診断シート」
株式会社Growth Partners Japanでは、WEBサイト・Google検索・SNS・公式LINEなどの集客媒体を、それぞれ独立した数字としてではなく、認知から予約、再来店までの導線として考えています。
その考え方をサロンボードの顧客管理に応用し、本記事では以下の4段階で課題を調べる診断シートを設計しました。
新規 → 初回来店 → 2回目来店 → 継続利用
| 段階 | 確認する数字 | 課題があった場合 |
|---|---|---|
| ① 新規予約 | 新規予約件数・キャンセル件数 | 集客の入口と予約枠の状態を確認 |
| ② 実来店 | 予約から実際に来店した人数 | 案内・キャンセル・当日の受付を確認 |
| ③ 2回目来店 | 初回来店顧客の再来店実績 | 施術後の説明・案内・再予約のしやすさを確認 |
| ④ 継続利用 | 来店周期・客単価・離脱傾向 | メニュー別の来店間隔やフォローを見直す |
この診断シートはGPJの公開している集客支援の考え方を基に、記事用に作成した管理フレームです。特定顧客の改善実績や公式のSALON BOARD機能名称ではありません。
再来店率は対象期間をそろえて計算する
例えば、特定の月に初回来店したお客様100人のうち、その後90日以内に20人が2回目の来店をした場合、90日以内の再来店率は20%です。
ただし、これは架空の計算例です。実際にはメニューによって適切な観測期間が異なるため、同じ条件の顧客グループで比較する必要があります。
来店から十分な時間が経っていないお客様を「再来店していない人」に含めると、数字が低く見えてしまいます。
配信の成果は「送った件数」だけで判断しない
| 確認すること | 意味 | 注意点 |
|---|---|---|
| 配信対象数 | 今回の案内が必要と判断した人数 | 配信許可がない人を含めない |
| 送信・配信結果 | 送信処理や配信状態 | 開封・閲覧を保証しない |
| 予約・問い合わせ | 案内後に発生した行動 | すべてが配信の効果とは限らない |
| 実来店 | 実際に店舗を利用した結果 | キャンセルと区別する |
| 粗利益・再来 | 事業上の成果 | 割引や変動費を考慮する |
例えば配信後に再来店があっても、季節性やもともとの来店予定が影響している場合があります。効果を厳密に評価するなら、条件が近い顧客群との比較なども検討しましょう。
サロンボードで再来店対策を進める28日間の実行計画
最初から顧客全員へ一斉配信する必要はありません。まずは記録を確認し、小さな範囲で進めていきましょう。
| 期間 | 実施内容 | 確認する成果 |
|---|---|---|
| 1〜7日目 | 新規・再来・来店周期・次回予約の有無を確認 | 現状の基準値と顧客分類が整理できた |
| 8〜14日目 | 配信対象と案内目的を決め、文面と予約先を確認 | 配信条件と停止条件が明確 |
| 15〜21日目 | 送信条件に合う小規模な対象で運用を開始 | 送信状況と実際の反応が確認できる |
| 22〜28日目 | 予約・実来店・問い合わせ・スタッフ負担を確認 | 継続する運用と改善点が決まった |
- 配信対象の来店状況を確認した
- 次回予約済みのお客様の扱いを決めた
- 配信が許可されている連絡先だけを対象にした
- 店舗のサービス条件と文面が一致している
- リンク先で正しく予約できることを確認した
- 過度な配信や重複配信になっていない
- 配信後の予約・実来店を確認する担当者を決めた
28日間で再来店率が必ず改善するわけではありません。この期間は、対象者の整理から検証までを進めるための初期サイクルです。来店周期が長い業種は、さらに長い期間で評価してください。
サロンボードの再来店・メッセージ配信に関するよくある質問
Q.サロンボードで来店していないお客様を調べられますか?
A.SALON BOARDには来店履歴、来店サイクル、リピート状況を確認する機能が案内されています。具体的な絞り込み項目や操作方法は管理画面・利用条件によって異なるため、公式ヘルプを確認してください。
Q.サロンボードでメッセージを自動配信できますか?
A.公式の機能一覧には、タイミングや条件を指定して対象のお客様に自動でメールを配信する機能が掲載されています。配信前に対象条件・内容・停止方法を確認しましょう。
Q.何日来店がなければ失客と考えるべきですか?
A.一律の日数では判断できません。ヘアカットとエステなどでは来店周期が違うため、メニューや顧客の利用状況に合わせて基準を考えましょう。
Q.再来店を増やすために割引クーポンを送った方がいいですか?
A.必須ではありません。まず来店しやすい日時、施術内容、問い合わせ方法などを分かりやすく案内する方法があります。割引を使う場合は利益率と配信条件を確認してください。
Q.サロンボードと公式LINEの両方で案内してもいいですか?
A.両方を活用することは可能ですが、同じお客様へ同じ内容を何度も送らないよう、対象者・目的・配信頻度を整理してください。各サービスの利用条件と個人情報の取り扱いにも注意が必要です。
Q.サロンボードは無料で利用できますか?機能を詳しく知りたいです。
A.サロンボード本体の料金や利用条件、予約・顧客・会計・分析などの全体像は、サロンボードとは?料金・機能・使い方の基本ガイドで解説しています。
Q.サロンボードを使えば必ず再来店数が増えますか?
A.いいえ。顧客情報や来店状況を整理するための機能はありますが、再来店はサービスの満足度、料金、立地、生活状況など多くの要因に左右されます。機能の利用と事業成果は分けて評価しましょう。
まとめ|サロンボードの顧客情報を、次に選んでもらうための改善に活かす
サロンボードは、予約を管理するだけでなく、来店履歴や来店周期を確認し、お客様に合わせた案内を考えるためにも活用できます。
ただし、再来店していない方全員に同じ割引を送る必要はありません。まず新規・再来・次回予約の有無を整理し、サービス内容とお客様の希望に合った情報を届けていきましょう。
予約のしやすさ、施術内容、案内の分かりやすさを見直し、必要なタイミングでまた選んでもらえる店舗を目指してください。
参考情報・公式資料
- SALON BOARD公式|機能一覧:顧客履歴、来店サイクル、個別・一斉・自動配信
- SALON BOARD公式|導入事例:来店促進・失客防止・顧客分析
- SALON BOARD公式|サービスの特長:予約管理と顧客管理
- 消費者庁|特定商取引法に関する情報:広告メールなど関連する規制の確認先
