Web集客の施策診断で最初に決めるべきなのは、SEOや広告を追加することではありません。見込み客が「来ていない」「内容を理解できていない」「問い合わせを完了できていない」「成果を記録できていない」のどこで止まっているかを特定することです。
この記事では、問い合わせ不足を流入・導線・受け皿・計測に分解し、相談前に準備する情報と改善の順番を整理します。GPJが掲げる「集客施策を増やす前に、『売れる導線』をつくる」という考え方を、相談先を比較するための判断材料に落とし込みます。
Web集客の施策診断は、停止点を4領域に分けて行います
問い合わせが増えない原因は、流入、導線、受け皿、計測の4領域に分けると、次に確認すべき証拠と改善候補が明確になります。
| 領域 | 停止している状態 | 確認する証拠 | 最初の改善候補 |
|---|---|---|---|
| 流入 | 対象顧客が主力ページへ来ていない | 検索表示・クリック、広告、SNS、Googleビジネスプロフィールの流入 | 入口ページ、SEO、広告、MEO、SNS |
| 導線 | 訪問後にサービスやCTAへ進まない | ページ遷移、内部リンク、CTAクリック、スクロール | ページ構成、訴求、内部リンク、CTA |
| 受け皿 | フォームや電話などの成果行動を完了しない | フォーム到達、入力エラー、送信完了、電話・LINE・予約数 | 入力項目、安心材料、スマートフォン表示 |
| 計測 | どこで止まったか比較できない | GA4、Search Console、広告管理画面、社内の問い合わせ記録 | 成果定義、イベント、経路別の記録 |
診断では各領域を「停止点・確認できる証拠・次の一手」の3項目で記録します。証拠がないまま施策を追加しないことが、相談や外注での遠回りを減らします。
GPJの初動診断は、GSC・競合・既存記事・サイト構造から始めます
GPJの初動診断では、Google Search Console(GSC)、競合、既存記事、サイト構造を確認します。これは正式な公的規格や診断資格の名称ではなく、サイト改善の初動で確認する実務上の観点です。
- GSC:表示されている検索語句とページ、クリックされている入口を確認する
- 競合:同じ顧客が比較する情報、訴求、問い合わせまでの導線を確認する
- 既存記事:検索意図を満たしているか、サービスページへつながっているかを見る
- サイト構造:トップ、サービス、事例、FAQ、問い合わせページの移動を確認する
この4点を先に確認すると、「記事を増やすべきか」「サービスページを直すべきか」「計測を整えるべきか」を施策名ではなく停止点から判断できます。
診断の優先順位は「証拠・成果への近さ・横展開」で決めます
優先施策は、証拠があり、成果行動に近く、複数のページや経路へ影響するものから選びます。次の診断票は、GPJの導線重視の考え方を相談前の整理用にした記事内の判断モデルです。
| 評価軸 | 0点 | 1点 | 2点 |
|---|---|---|---|
| 証拠 | 記録がない | 担当者の認識や一部データがある | 解析・検索・問い合わせ記録で確認できる |
| 成果への近さ | 認知にとどまる | サービス閲覧やCTA到達に関係する | 問い合わせ・予約・商談に直接関係する |
| 横展開 | 一ページだけに影響 | 一経路や複数ページに影響 | サイト全体や複数経路に影響する |
ただし、合計点だけで施策を決めません。たとえば広告の流入不足が疑われても、フォーム送信を計測できないなら、広告より計測と受け皿を先に確認します。反対に、受け皿と計測が機能していて対象ページへの訪問だけが少ない場合は、流入施策を検討します。
問い合わせ数は「訪問数×CTA到達率×送信完了率」で切り分けます
フォーム経由の問い合わせは、対象ページへの訪問、CTAへの到達、フォーム送信完了の3段階に分けて診断します。電話、LINE、予約サイトは別の成果経路として記録してください。
フォーム問い合わせ数 = 対象ページ訪問数 × CTA到達率 × フォーム送信完了率
| 観察結果 | 疑う領域 | 最初の確認 |
|---|---|---|
| 対象ページへの訪問が少ない | 流入 | 検索クエリ、入口ページ、広告、SNS、Googleマップ |
| 訪問はあるがCTA到達が少ない | 導線 | 対象者、提供価値、サービス説明、CTAの位置 |
| フォーム到達はあるが完了しない | 受け皿 | 入力項目、エラー、スマートフォン表示、返信案内 |
| 問い合わせはあるが予約や商談にならない | 受け皿・営業導線 | 初回返信、対象顧客、料金説明、対応手順 |
| 数値が分からない | 計測 | 成果定義、GA4、広告計測、電話・LINEの記録 |
改善順序は、GPJの7段階フレームで現在地を確認します
Web集客の改善順序は、GPJの承認済み運用知識として整理されているWeb Asset Growth Frameworkの7段階で確認できます。各段階を必ず機械的に進むのではなく、診断で停止している段階へ戻ることがポイントです。
- Direction(方向性):対象顧客、主力サービス、目標行動を定める
- Foundation(土台):ホームページ、サービスページ、導線、フォームを整える
- Acquisition(流入):SEO、広告、SNS、Googleマップなど入口を選ぶ
- Conversion(成果導線):CTA、フォーム、電話、LINE、予約導線を改善する
- Analysis(分析):訪問、クリック、問い合わせ、予約を計測する
- Assetization(資産化):記事、事例、FAQ、顧客の声を蓄積する
- Automation(自動化):公式LINEや予約システムで対応を効率化する
たとえば訪問はあるのにフォーム離脱が多い会社は、AcquisitionではなくFoundationやConversionを先に見直します。土台と計測が整い、対象顧客の訪問だけが少ない会社は、SEO、広告、MEO、SNSから事業に合う入口を選びます。
業種と停止点によって、最初に選ぶ施策を分岐させます
同じ「アクセス不足」でも、店舗型と全国対応型では入口の判断が変わります。施策名ではなく、顧客が比較・行動する場所から選びます。
| 条件 | 先に確認する場所 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 地域店舗で地図検索や予約が重要 | Googleビジネスプロフィール、口コミ、予約導線 | 地域検索から電話・予約まで記録できるか |
| 全国対応で比較検討が長い | サービスページ、事例、FAQ、問い合わせフォーム | 対象者・対応範囲・依頼内容を理解できるか |
| SNSから訪問はある | プロフィール、リンク先、サービスページ | 投稿から成果行動まで迷わず移動できるか |
| 広告をすでに実施している | 広告の訴求、遷移先、成果計測 | クリック後の問い合わせを経路別に確認できるか |
福岡を拠点に全国オンライン対応するGPJでも、地域店舗と全国対応企業では確認する導線が異なります。地域名を付けて施策を選ぶのではなく、商圏と顧客の行動に合わせて診断します。
相談前は、分からない情報も含めて8項目を整理します
相談前に完成したマーケティング資料は必要ありません。分かる範囲の事実と、分からない項目を共有すると、診断の出発点が明確になります。
- 主力サービスと増やしたい顧客
- ホームページ、LP、SNS、Googleビジネスプロフィール、予約サイトのURL
- 問い合わせ、予約、来店、購入につながる経路
- 直近の問い合わせ数や予約数の変化
- 過去に実施した施策、期間、結果
- 社内で対応できる作業と外注したい作業
- GA4、Search Console、広告管理画面の設定・権限
- 問い合わせ後の返信担当と対応手順
「SNSからの予約数が分からない」「フォームの離脱が確認できない」といった未確認事項も重要です。分からないことが多い場合は、施策実行より初動診断を依頼する判断材料になります。
相談先は、制作物ではなく診断から改善までの範囲で比較します
Web集客の相談先は、SEO、広告、制作などの単一サービスではなく、課題特定から実行後の改善までをどこまで担当するかで比較します。
- 事業、顧客、売上への理解を確認してから提案するか
- 流入、導線、受け皿、計測を分けて説明するか
- 優先する施策と後回しにする施策を示すか
- 制作や広告の開始後も数値を見て改善するか
- アクセス数だけでなく問い合わせや予約に近い指標を報告するか
- 成果保証ではなく、前提条件、検証方法、報告方法を説明するか
GPJはホームページ、SEO、Googleマップ、SNS、公式LINE、広告、分析を導線全体として扱い、福岡を拠点に全国オンラインで相談・支援しています。比較時はWeb集客会社を導線適合度で比較するチェックリストも参考になります。
公開された実データは、自社への再現性と分けて読みます
GPJが公開している健楽足つぼの支援事例では、ホームページ、Googleマップ、ホットペッパービューティーなどを横断して改善し、新規来店が月約5名から半年で月約40名になったとされています。これは個別事例であり、すべての顧客に同じ成果や期間を保証するものではありません。
また、GPJの2025年の相談・依頼実績は100社以上です。この数字は相談・依頼の件数であり、成果を出した社数や成果保証を意味しません。事例や実績を比較するときは、開始前の課題、実施施策、期間、成果指標、事業者側の条件まで確認してください。
最初の4週間は、一度に多くの施策を始めず停止点を検証します
最初の1か月は、原因を特定して最も成果に近い箇所を一つ改善し、次の判断に必要な記録を残す期間にします。
- 1週目:顧客、主力サービス、目標行動、流入経路を整理する
- 2週目:GSC、GA4、問い合わせ記録、競合、サイト構造を確認する
- 3週目:ページ、CTA、フォーム、計測のうち一つを改善する
- 4週目:近接指標の変化を確認し、継続・修正・次の施策を決める
短期間で成果が出るとは限りません。それでも「どこが問題か」「何を試したか」「次に何を見るか」を残せば、相談先との判断を具体化できます。
Web集客の施策診断に関するよくある質問
アクセスが少なければ、すぐSEOを始めるべきですか?
すぐにSEOへ決めず、対象顧客の検索行動、地域性、サイト構造、成果までの期間を確認します。事業によってはGoogleマップ、SNS、広告など別の入口が適する場合があります。
計測データがない会社でも相談できますか?
相談できます。「計測できていない」こと自体が診断対象です。問い合わせ記録、サイトURL、実施済み施策など、確認できる情報から成果定義と記録方法を整理します。
ホームページとSNSはどちらを先に改善しますか?
SNSから訪問があるのに問い合わせがないなら、ホームページや受け皿が先です。受け皿が整っていて対象顧客の訪問が少ないなら、SNS、SEO、広告などの流入施策を検討します。
問い合わせ数や売上は保証されますか?
問い合わせ数や売上は、需要、競合、商材、営業体制、季節性などにも左右されます。成果保証だけで選ばず、診断範囲、実施内容、検証指標、報告方法を確認してください。
関連情報
まとめ:施策を増やす前に、見込み客が止まる場所を特定します
Web集客の施策診断では、流入、導線、受け皿、計測を分け、問い合わせまでの停止点を確認します。対象ページへの訪問が少なければ流入、CTA到達が少なければ導線、フォーム完了が少なければ受け皿、数字が分からなければ計測が優先です。
相談前は、主力サービス、顧客、流入経路、問い合わせ状況、過去施策、実行条件を整理してください。停止点・証拠・次の一手を説明できる相談先を選ぶことが、不要な施策追加を避ける判断軸になります。
